復職したい職場が見つかったら、これだけは抑えよう!15のチェックポイント。

ブランクがある潜在看護師が復職するにあたり、職場施設や人間関係、お給料や通勤時間。

どんなところをチェックしたら良いのか、何を見て決めて行ったらいいのか?

復職先の候補が上がったら、見学させてもらえるところは必ず行った方が良いし、面接時のは必ずチェックした方が良いと思うポイントを話します。

「ここ確認しないと、失敗しますよ〜」と私の失敗談も載せてます。

ぜひ、参考にして、自分にぴったりマッチした職場を探しましょう〜。

目次

玄関

ここは事業所・病院のの部分です。人が出入りするところは汚れやすくもありますが、整理整頓されてということは様々なことも行き届いているものです。古くてもピカピカに磨かれている病院などは良い歴史も感じられますよね。逆に新しい建物なのに埃などがたまっているところはがっかりしますよね。

[私の体験談だったところ]

介護事業所と訪問看護ステーションの合同フロアーに面接に行きました。エレベーターが開くとそこはすぐ事業所のフロアーになっていました。入り口には段ボールが山積み、通路の両サイドにも段ボールが積み上がっていて、その上にディスポのグローブの使いかけが放置されていました。もちろんデスク周りも書類で山盛り、そんな中での面接です。

トイレ(ここは中々見ることができない部分かもしれませんが・・・)

入職する前に見ることは中々難しいと思いますが、トイレも玄関と同じように汚れやすい場所です。ここがきれいなところは、他の部屋・病室も綺麗なことが多いです。

[私の体験談⭕️だったところ]

入職後に今の職場のトイレの綺麗さに驚きました。10年目の事業所ですがトイレはピカピカです。1日3回は最低掃除をしています。その他にも利用者のみなさんに気持ちよく使って頂くために時間の空いたところでその都度掃除をしています。

職員の挨拶・表情

職員がきちんと挨拶できる職場は気持ちがいいですよね。知らない人だからといって素通りしたり、職員同士でお喋りしながら通り過ぎていくのは感じが良くありません。施設・病院に入ってくる人は何らかの用事があって来ています。自分たちが常に見られている。施設や病院をに担っているという自覚がなければ、そのような態度になってしまうのかもしれません。

[私の体験談⭕️だったところ]

入職後、まだ私から挨拶をする前に、スタッフの方々が来てくれて、自己紹介をしてくれました。とても爽やかな挨拶を受けて、緊張がほぐれたことを覚えています。

施設内の整理・整頓

先にお話した玄関・トイレと同じですが、物品庫の中など資材や薬剤が散乱していたり、ナースステーションのテーブルの上が物で埋まっていたり、段ボールが積み上がっていたり、机の上やパソコン周りなどが雑多になっているところは、そこまで手が回っていない可能性も・・・。整理整頓は心の余裕も生み出してくれるものです。

[私の体験談 ❌だったところ]

介護事業所と訪問看護ステーションの合同フロアーに面接に行った時に、コロナ対応のビニールが全く用をなさない状態になって、ただぶら下がっているだけ。フロアにはわたごみが舞っていました。掃除をする暇もないほど人手が足りないんだ・・・と感じてしまいました。

患者さん・利用者さんの表情

病院の場合は疾患の関係もあるので一概には言えませんが、デイサービスなどの介護施設ではご利用者の方々が楽しく、生き生きとした生活を送っているか、表情や言動、行動にすぐ現れます。職員との人間関係がうまく行っているのかも見るとわかるでしょう。生活支援の場がご利用者にとて居心地の良いところなのか、スタッフの関わりで大きく変わります。

求人内容の気になる点を細かく確認

どんなに細かいところでも、聞きたい内容はしっかり確認した方が良いかと思います。その質問に答えられない、曖昧な答えが返ってくる場合は要注意な事業所・病院だと思って良いかと思います。また、その質問について施設として取り組んでいる最中である場合なども誠実な答えを返してくれるところは大丈夫かと思います。

[私の体験談❌だったところ]

ダブルワークで失敗した職場でのことですが、面接時に「調理は要相談」とありました。なので業務が始まったら話があるのだろうと思っていて、結果その話を職場からされることはなく、ずっと調理担当のまま。こちらから聞いても、調理担当であることには変わりありませんでした。訪問看護をしたくて入職したのに、結果、訪問看護はできず退職しました。もっと、事前に業務内容を確認しておくべきだったと思っています。

面接官の表情

面接を受ける側が「面接をする」みたいな感じではありますが、将来一緒に働くかもしれない方です。面接官の表情、話を聞く姿勢、身だしなみなどもしっかり確認した方が良いでしょう。

[私の体験談❌だったところ]

私が面接に行った時に出会った面接官は、私が話をしていても全く顔を上げない。そんなびっくりした面接を受けました。質問する時もずっと下を向いていて、顔を上げません。何か書いている雰囲気でしたが、どうしたんだろう?と面接に集中できませんでした。最後に、私が質問をした時にチラッと顔を上げましたが・・・。この人が自分の上司になるのはちょっと無理だな。。。と、思い求人サイトの担当者の方からお断りの連絡を入れてもらいました。

勤務先は遠い?近い?

これから毎日、もしくは週に何回か通う職場です。一度、通勤する曜日、時間に同じ手段(徒歩や自転車、自家用車、公共機関を使うのか)で行ってみましょう。混み具合はどうでしょう。どのくらい余裕を持って行ったら良いでしょうか?冬、雪の降る地方の方は更に時間がかかります。保育園に預けるお子さんがいる場合はルート的に大丈夫ですか?久しぶりの仕事です。通勤条件がネックになっては大変です。しっかり見極めましょう。

SNSはキラキラして見える

今はSNSにたくさんの求人情報が載っています。画像や動画付きで管理者の話も聞けたり、顔もわかります。職場の写真やどんなことが日々行われているのか。その事業所の様子を見ることができます。楽しそうだな〜。良い職場だな!と思える記事が載っています。けれどSNSの情報を全て鵜呑みにするのは注意が必要です。SNSはキラキラ見えるものです。事業所にとって求人広告を出さずにSNS経由で希望スタッフが決まればお金がかかりづらいのでとても良いのです。残念なことに話しを盛って情報を載せているところもあります。これは一部の事業所だけだと思います。全ての事業所がそうだと言うのではありません。とても真面目に誠実に情報を載せている事業所もあります。しっかり見極めることが大切です。

[私の体験談❌だったところ]

SNSで見つけた職場に連絡をして、就職しました。当初は事業所の様子がSNSに載っている内容を見たり、代表者の事業にかける思いを読んで、とてもワクワクしました。期待が大きくなっていた分、働いてみてからの落差に愕然。自分の中でSNSに載っていた内容を過大評価しすぎていたと反省しました。

職場の理念に共感できるのか?

どんな考えで事業を展開しているのか、職場の理念はとても大切です。まず、ここに共感できなければ働く事は難しいと思います。どんなにお給料がよくてもだんだんと働きづらくなっていくからです。

新規立ち上げの職場の問題点

新規立ち上げの職場はブランクナースにはあまりお勧めできません。よく求人広告に「オープニングスタッフとして一緒に働きませんか?」との書き込みがあります。新しい職場で自分の力を発揮したい。素晴らしい事です。ただ、オープンしたての職場はバタバタしています。昔、看護学校の教官が新卒は新規の病院には就職しないほうがいいと言っていました。

業務も試行錯誤することもありますし、スタッフの教育制度がしっかりされていないところもあります。また、人間関係も新しい人との組み合わせになることが多いので、大変なことも。ただ、潜在看護師でも、ブランク期間が短めの方は大丈夫な場合もあるかと思います。

パート?常勤(正職員)?

潜在看護師からの出発はパート職員と常勤職員とほぼ半々くらいの傾向があります。

(参考 日本看護協会「潜在ならびに定年退職後職員の就業に関する意識調査報告書 平成18年度)

既婚、未婚、育児、介護中など様々な条件により変わると思います。自分にとっても周囲の人にとっても無理のない形で出発するのが良いと思います。やりたいことだらけで期待が大きいと空回りしてしまう可能性が大きいと思います。どの雇用条件なら大丈夫か、書き出してシュミレーションして見ましょう。

お給料

パートの場合でも扶養内なのかそれ以外なのか。常勤の場合は年収はどれくらい希望するのか。それによって働く場所が変わってきます。働く職場を重視するのであれば給料面で妥協することも大丈夫なのか?給料重視でその次に働く場所を考えるのか?そこもポイントになります。

それも、紙に書き出してみましょう。

労働条件

面接の時にしっかり確認する事項とは何か?一般的には下記のような内容になるかと思います。

  • 業務内容
  • 就業期間・場所
  • 業務時間(始業、終業・休憩・夜勤・休日・勤務シフト)
  • 賃金(時給・賞与・割増賃金・通勤手当・夜勤手当・支給日)
  • 退職関係(退職の場合は何ヶ月前に申し出るのか?)
  • その他

そして、面接を受ける側ではありますが、自分が働く場所になるかもしれないので施設の状況、スタッフの様子なども見ることができると尚、良いかと思います。また、職場の理念。これが合わないと先々働くことが辛くなってきます。潜在看護師は人生経験も豊富です。良いことも、大変なこともいろいろ経験しています。だからこそできることがたくさんあります。それを思う存分その職場で役立てていただきたいと思います。

ここの職場で自分が輝けますか?

人間関係

復職にあたり、最も大切なポイントですね。しかし、こればかりは実際に働いて見ないとわかりません。どの職場もそうですが人間関係がうまく行っているところは業務が忙しくなってもチームワークで乗り越えていけます。逆に人間関係が悪い職場は忙しくないのに事故が起きやすくなったりします。人間関係を上手く整えていくのは相手ではなくて自分自身です。人や環境のせいにするのは簡単ですが、自分がいかに相手を尊敬して関われるのか。これは永遠の課題かもしれませんね。

職場のスタッフに対しても患者さんに対しても尊敬の念を持って関わっていきましょう。毎回、自分自身に言っている言葉でもあります。

まとめ

第一印象、インスピレーションは結構当たります。時には自分の直感に頼っても良い場合もあります。迷った時には最初にどう感じたのか、自分自身に問い直しても良いと思います。自分が納得するまでしっかり確認して、この職場で働いていくことができるのか復職する勇気があって望んだことなので大切に取り組みたいですね。

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この記事を書いた人

訪問ありがとうございます!
当ブログの管理人のジャムです。
50代看護師です。R3に20年ぶりに看護師へ復職しました。
潜在看護師のみなさんが復職するにあたり私の経験が復職へのお役に立てればと思い、このブログをはじめました。

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