高齢者だけではない。誰にも言えない【尿もれ】の悩み。日常生活を困らないように過ごす方法を解説。

性別に関わらず、『尿もれ・尿失禁』の悩みを抱えている方が多いです。他の人にも話すことができず、一人で抱えていることが多いのではないでしょうか?

40歳以上の女性の4割以上が経験しており、男性では40代でも30%、50代では半数が尿漏れに悩んでいます。

職場でご利用者さんと3ヶ月に1回のカウンセリングの時に、こっそりと打ち明けてくださる方がいらっしゃいました。

大きな声では言えないのだが・・・

どうされましたか?

看護師さんだから話すけどな。
尿もれがあって・・・。水も飲まないようにしてるし
外出もできるだけしないようにしている・・・。

それはお辛いですね。
よくお話ししてくださいましたね。
今後どうしたら良いか、一緒に考えていきましょう。

尿もれの事象は体に及ぼす影響だけではなく日常生活や心の問題にもつながります。

だから放っておいてはいけない問題です。これからどうすれば尿漏れを改善できるのか判断するために、とにかく原因を知ることが必須!

それではまず、尿もれ・尿失禁とは一体どういったものを言うのかお話しながら、今後の対応について考えていきましょう。

目次

尿失禁の種類と症状

種類症状
腹圧性尿失禁咳やくしゃみをした時など、お腹に力が入った時に尿が漏れてしまう
切迫性尿失禁急に尿がしたくなり(尿意切迫感)、我慢できずに漏れてしまう
溢流性(いつりゅうせい)尿失禁自分で尿を出したいのに出せない、でも尿が少しずつ漏れ出てしまう
機能性尿失禁身体運動機能の低下や認知症が原因でおこる。歩行障害等

上記の中には運動や生活習慣の改善で良くなることがある場合もあります。

まずは、自分にどの症状があるのかを確認してください。

そして、自分で判断せずに泌尿器科に受診することも大切です。

尿もれと骨盤底筋の関係

骨盤底筋(骨盤的筋群)・・・骨盤の底にある筋肉の集まりで、内臓や子宮、膀胱などを本来のあるべき位置に収まるように、下から支えるという役割を担っています。

女性の場合は出産や加齢によって骨盤底の筋肉群の機能低下が起こりやすく、腹圧がかかった時の尿もれや、トイレまで我慢がきかない尿もれが起こりやすくなります。

男性の場合は加齢に伴って前立腺が肥大化する傾向があります。そうすると尿道を狭窄し、尿が出にくくなることがあります。その他、尿道がたるんで、折れ曲がった尿道球部のところに尿が残り、排尿後に無意識に垂れたりすることもあります。

日常生活の低下

このように尿もれが原因でトイレの心配や尿漏れによる衣服のシミ、尿漏れの臭いなどが心配で、十分に生活を楽しめなくなることがあります。

大好きなお買い物、旅行、アウトドアキャンプ、スポーツ、映画など今まで行っていた趣味や生きがいにつながる様々なことをあきらめたり、家に閉じこもったりしていませんか?

こうすることで「フレイル」(心身の健康が損なわれてしまい、生活の質が落ちたり様々な合併症を引き起こしてしまう状態)を起こしてしまう可能性が出てきます。

自己判断で水分制限をする問題点

また、尿もれを気にすることで、夜間のトイレにいく回数を減らそう、日中の尿もれを減らそうと水分制限を行っている方もいらっしゃいます。過剰に水分制限をすると脱水を引き起こすなどの問題が起こります。

一般的に体重1kgあたり40mlの水分が必要と言われています。60kgの場合は2.4ℓ、適正な食事が摂取できている場合はそこで約1ℓ摂取できていると考えると、残り1.2ℓとなります。

汗をたくさんかいたり、糖尿病にかかっていたり、利尿作用が働く薬を服用している時はそれ以上の水が必要になります。

心疾患、腎機能に問題がある場合も1日の水分量は変わってきます。基礎疾患がある方は主治医に相談されることをおすすめします。

自分でできる運動・生活習慣の改善

尿もれを改善させるための運動をご紹介します。

イスに座ったままでできる運動です。

継続して取り組むことが大切です。

また、メタボリックシンドローム(メタボですね)の場合は運動と食事のバランスがとても大切になってきます。

ラジオ体操やイスに座ってのストレッチ体操など無理のないところから始めてみましょう。

食事は早食いはしないように、じっくり噛んで味わいながら食べましょう。

野菜や海藻類を食べるように意識します。

自分で運動を行うことでも効果があります。以下の本は看護師、パーソナルトレーナー、ピラテス、ヨガインストラクターのMIKKOさんの著作です。カラーも多く読みやすい1冊でおすすめです。ぽっこりお腹も改善!

ケア用品を上手に使おう

尿もれの程度は人それぞれです。たとえ完全に尿もれが治らなくても日常生活を楽しめるようにケア用品を上手く使うことをおすすめします。

看護師さんにすすめられて「紙パンツ」をはいて
外出したら、安心して出かけられて楽しんできたよ!

それは良かった!久しぶりのお出かけでしたね!

外出先でも安心して過ごせるケア用品がたくさんあります。

尿もれを恐れることなく過ごせるのは安心ですね。

実際にはいてみると、どんな感じかな?

実は・・・紙パンツのはき心地、試してみましたよ〜
朝から翌朝までの1日着用です。

見た感じ、一見ゴワゴワしてそうですよね。

むれないかな・・・

後ろ姿、洋服にこの「紙パンツ」がうつらないかな・・・

などなど様々な不安がありましたが、思いのほか快適でした。

○良かった点

  • 体にフィットする
  • むれづらい
  • ウエストのゴムも苦しくなく優しい締めつけ感
  • 洋服に響かない

○悪かった点

  • 皮膚が弱いのでゴムのギャザー部分が痒くなる恐れがある(1日くらいでは大丈夫)

これははきごごちのみの感想です。

尿もれに関しては個人差があるので自分に合ったものを探すのが良いですね。

まとめ

尿もれは40代から、早い人は20代から起こっていることもあります。まずは何が原因かを知りそこから自宅でできる運動や生活習慣の改善などを行い。並行してケア用品を適切に使用していくことがおすすめです。

ご利用者さんからは、安心して過ごすことができるようになったのでストレスが減りました!と喜びの声も聞かれています。尿もれの量によってはパットを当てたり、紙パンツ(リハビリパンツ)などを利用したり、尿もれ用の消臭下着を着用するなど工夫されると良いと思います。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

訪問ありがとうございます!
当ブログの管理人のジャムです。
50代看護師です。R3に20年ぶりに看護師へ復職しました。
潜在看護師のみなさんが復職するにあたり私の経験が復職へのお役に立てればと思い、このブログをはじめました。

コメント

コメントする

目次