ダブルワークで仕事をされている方も多いと思います。
ダブルワークってどんな感じ?
潜在看護師20年から復職後1年を経てダブルワークをしてみたけど、失敗した・・・。私の話を聞いてください。
あっ!失敗したんですね・・・。
ダブルワーク自体の失敗ではなく。
ある意味職場選びの失敗といってもいいかも知れません
これから仕事を探す潜在看護師さんにもぜひ読んでいただきたい「私の失敗談」です。
今後の参考にお願いします。
復職後、半年過ぎたことから先に勤めたリハビリ特化型デイサービスの仕事にも慣れてきて、少し体力的にも精神的にも余裕が出てきました。
週2回のパートから始めたので、もう少し働きたいと思うようになりました。
以前から訪問看護が気になっていました。たまたま見ていたFacebookの投稿に『看護小規模多機能型居宅介護」の求人情報が載っていました。ひと目見て、これだ!と思いました。
看護小規模多機能型居宅介護とは?(看多機)
看多機は、医療依存度の高い人や退院直後で状態が不安定な人、在宅での看取り支援など、住み慣れた自宅での療養を支える介護保険サービスです。主治医との連携のもと、医療処置も含めた多様なサービス(訪問看護、訪問介護、通い、泊まり)を24時間365日提供します。 公益財団法人 日本看護協会
自宅から車で30分程度。通えない距離ではありません。
家族とも話し合い、一度、施設訪問と代表の方に話を聞きにいきました。一通り話を聞き、働きたい気持ちが更に膨らみました。
*先に働いていたパート先は副業OK
*扶養の範囲内で働く条件がクリアできれば大丈夫です。
気になる点としては、業務内容に「調理については要相談」とありました。また、働く職場は新規立ち上げの職場でした。
働いてみてわかった様々なこと
そして、2022年4月からダブルワークがスタートしました。ご利用者様は先の職場より要介護が高い方がほとんどで、介助が必要な方が多い職場となりました。パート勤務の私はシフトに調理のマークが付いており以下の業務内容が主となりました。
- 昼食を作る
- 食事中の見守り
- 後片付けの業務
もちろん上記の業務も大切だと言う事は重々わかっていました。
気持ちがしっくりしない
始めは十数人分の慣れない食事作りを介護職の方に教えていただきながら行っていきましたが、ここでは看護師として訪問看護に行ったり、デイサービスで身体介護を行うなどの業務はほとんどありませんでした。
訪問看護も学びたいと考えていたので、このまま調理業務が続くのか尋ねたところ、パートの私の勤務時間帯ではしばらくは調理担当でお願いしたいとのこと。
けれど、訪問看護、デイサービスの勤務もあるという話で入職した私にとってはスッキリしない気持ちでした。
そして、新規立ち上げの職場で業務内容も試行錯誤が続いており、更に人間関係の問題が出ていました。
また、会社の理念に掲げていたものが自分にしっくりこない。と、思うようにもなったのです。
このままここで仕事をしていてもいいのか?
50代、年齢的にも早めにいろいろ学びたいこともありました。そこで、入職1ヶ月にして早くも仕事を辞める決断をしました。昭和世代なので「石の上にも三年」と言う言葉が頭をよぎりましたが、新しい業務を教えていただく前に辞めることがスタッフの皆さんにも迷惑がかかりづらいと思い、3ヶ月経ったところで辞めました。
私が失敗した理由としては
- 「調理は要相談」となっていたのにしっかり確認していなかったこと
- 訪問看護の責任者と全く業務の話ができなかったこと
- 看護師の常勤者とパート職員の仕事内容が違ったこと(働いてみて初めてわかりました)
- 通勤時間が30分以上になってしまったこと
- SNSのキラキラ感に惹かれすぎたこと。
なんだか違うぞ、違うぞと思っていたら働くことが苦痛になってきました。今まで働いてきた中でこんなに短期間で結論を出した職場は初めてでした。続かなかった自分にもびっくりしましたが、でもいろんな気づきもありました。
気づいたこと
- 数回トイレ介助、摘便、入浴介助、褥瘡処置をしました。数十年ぶりでしたが体が覚えていました。やればできると思い自信につながりました。
- やりたかった分野の仕事なので、自分の理想が大きくなりすぎて現実とのギャップがあったと感じました。もっと冷静にダブルワークを考えなければいけなかったと思います。
- 新規立ち上げの施設はブランク20年、潜在看護師の私にとって、ある程度指導してくれる看護師の存在が必要だったと感じました。教育システムについて前もって確認したつもりでいましたが、そうならなかったのはやはり新規の施設でバタバタしていたことが理由の一つに上がるのではないかな?とも感じています。
まとめ
現在はダブルワークはしていません。今後のことは、もう少しじっくり考えても良いのではないかと思ったのと、今、仕事をしているリハビリデイは精神的・身体的悪化を防ぐため、または予防するために非常に大切な役割があると再認識できたので、しばらくはここで自分のやるべきことをしっかりやろうと思えたのです。これは先に述べた失敗があったから気がつけたのではないかと思います。やったことには全て意味があると感じました。無駄はありませんね。
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