「潜在看護師から復職しようと思ってるけど、どんな仕事がいいの?」
そんな人のために、潜在看護師20年でも復職できた私が、潜在看護師が働きやすい仕事を紹介します。
今回ご紹介する職場は、接客が好き!とか、今までキャリアの中で採血が得意!と思っているあなたにぴったりな職場です。
それは、健診・検診センターです。
基本的に健診センターに来る人は健康な人が多いので病院の雰囲気とは違いますね。
では、なぜ、健診・検診センターが潜在看護師復職に適しているのか説明していきますね。
【ちょっと豆知識】・・・健診・人間ドックとはいわゆる健康診断。予防の意味合いが強い。検診は「がん検診」や「婦人科検診」など特定の病気にかかっているかの検査。病気の早期発見・早期治療が目的です。
仕事内容
- 問診
- 身長・体重・視力・聴力・血圧・肺活量測定、採血、尿検査、心電図、検査の補助
- 内科・婦人科診察補助
- 健診・検診結果のチェックや精密検査の予約や手配など
- 施設によっては、宿泊を伴う出張健診や検診車での巡回検診
- 内視鏡検査における医師の補助と患者の介助も加わります。
とくに求められるスキルは採血です。一日に多くの受診者が訪れるため、速くて正確な対応が必要になります。
メリット
- 職場にもよりますが、土日祝、お盆、年末年始がおやすみの場合が多い
- 1日の予約数が決まっているので残業になりづらい
- 基本的に健康な人が来るので急変などのストレスがない
- 採血のスキルが生かせる
デメリット
- 看護技術の向上がしづらい(決まった作業が多い)
- 健診センターの求人は非常に人気が高いため、もともとかなりの狭き門
向いている人
- 採血に苦手意識のない人
- 流れ作業やルーティンワークが得意な人
- コミュニケーション能力のある人
- 即戦力になる人
- 早起きが得意な人(健診センターの仕事は朝が早く、終わる時間も早めのことが多い)
向いていない人
- 患者さんとのふれあいを求める人
- 採血に苦手意識のある人
- 事務作業など看護業務以外の仕事に抵抗のある人
- スピード感を持ってテキパキ行動できない人
必要なスキル
- 健診の記録をデータに入力したり、書類を作成する仕事もあるため、基本的なPCスキルが必要。
- 前述しましたが、採血です。一日に多くの受診者が訪れるため、速くて正確な対応が必要になります。新卒を取らないのもこの採血の経験が必要ということが多いくらいです。
- 接遇が求められる(お客様としての接遇)
まとめ
健診・検診センターはサービス業であるとも言われ、受診者に対する接遇が求められています。
病棟のように患者さんと触れ合う時間が少ないため、そこで合わないと感じる方もいるでしょう。
年に1度か2度会うか、あるいは2度と会わない人との関わりの中で感謝されたり、逆にクレームになることも。
短い時間の中でコミュニケーションをとり、気持ちよく健診・検診を受けていただけるよう丁寧に対応できるということが条件になります。
私も1年に1回、健康診断とがん検診に行きますが、そこでの看護師のテキパキとした仕事ぶりに目を見張ることがあります。
受診者を的確に次の項目に誘導する声かけなど、普段看護師として働いているのとはまた別の働き方だと感じます。
採血の場面では、ほぼ失敗することなくどんどんこなしていく姿は、さすがだな〜と思ってみています。
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