LINEを使っての看護師業務連絡の問題点「休日、退社後のLINEでの業務連絡」これってストレスにならない?法律違反にならないの?

  • 休日・退社後にLINEで業務連絡が来る
  • 休日・退社後にLINEで研修を受ける
  • 休日・退社後にもらったLINEの内容を熟知しないと翌日の業務に支障が出る

こんなことありますよね。業務だから仕方ないと諦めていませんか?

めっちゃストレスなんだけど・・・
時間外労働にならないの?

今の時代、あるある問題ですよね〜。

最近はSNSを使っての職場からの連絡が当たり前になっていますが、休日の職場からのLINEグループでかなりストレスになるし、時間外労働かそうではないか?という点です。

みなさんの職場はいかがでしょうか?

目次

LINEで業務連絡をする問題点

業務連絡には社外秘の情報が含まれる

メッセージの誤送信

業務連絡の中には外部に漏れてはいけない情報が含まれています。

これが外部に漏れると、個人情報の問題や取引先での信用をなくすことになり、医療によっては訴訟問題に発展することもあります。

また、グループLINEだと思わす、個人に送ったと思ったLINEがグループ全体に流れてしまう間違いがあります。

実際に職場の同僚の話、上司の話など流れてしまったということもあります。良い話ならいいのですが・・・。

セキュリティーの問題

・個人仕様のアプリを使用するためアカウントが第三者に乗っ取られることもある

・LINEメッセージは簡単にメッセージを転送することができる

・個人使用なためパスワードを使い回しにしていることが多く情報が外部に流れてしまう恐れがある

LINEを受ける側の負担

情報が流れていく

書き込んでいくと、先に記した業務内容を確認するのにスクロールして戻さなくては見ることが出来ず、大切な情報が流れていってしまうことがある。

結果情報が埋もれて共有できなくなることがある。

頻回に流れてくるLINEでの業務連絡

1日に何度も流れてくるLINEは、退社後も自分の休みの日でも流れてきます

これは頻度が多くなるほど受ける側の負担が増してきます。

調べてみるとこんな意見がありました。

https://twitter.com/yasuhiro030615/status/1449724192417468420

看護師としての業務連絡に特化してみると

  • 今日の業務分担
  • 休みの日に出勤してから確認してもいい内容がくる
  • 新規の利用者さまの情報
  • 介助の方法(トイレ、入浴、移乗など)
  • ご家族さまの情報
  • ご利用者宅への送迎の道順 
  • その日のアクシデント
  • 物品の置き場所
  • 翌日の業務連絡(人員配置など)

このように多岐にわたってその都度流れる情報。

メッセージだけではなく、数分から数十分の動画がある場合も。

業務上知っていなければならない項目だとは思いますが、日に何度も流れてくると、その都度確認するので、休まった感じがしません。

自宅で何度も確認してから職場に行くので、このLINEが精神的ストレスになってしまう。

法律上の問題はないのか?

電話の場合は違法。LINEの場合はグレーゾーン。

電話は受けている時間が対応時間になるので時間外労働とみなされます。

使用者が労働者に対し、時間外労働や休日労働をさせた場合には、通常の労働時間または労働日の賃金の2割5分以上5割以下の範囲内で命令の定める率以上の率で計算した割増賃金を支払わなければなりません(労基法37条1項)。

割増率は、時間外労働については2割5分、休日労働については3割5分と定められています(平6.1.4政令第5号、割増賃金令)。

引用元:独立行政法人 労働研究・研修機構様より

LINEであっても翌日に業務内容を熟知していないと業務に支障をきたす場合は時間外労働にならないのでしょうか?

LINEを見ているだけだとグレーゾーン。

これに返信義務をつけると時間外労働。ということになりますが、実際管理されている職場はあるでしょうか? 

つながらない権利

フランスやイタリアでは、法律によって、就業時間外の業務連絡の受領を完全に拒否する権利が労働者に認められています.。

残念ながら日本にはまだ整備されていません。

厚生労働省の『情報通信技術を利用した事業場外勤務の適切な導入及び実施のためのガイドライン』においても、時間外や休日・深夜におけるメール等の送信を自粛することを役職者等に命じることが、長時間労働や長時間労働による健康障害防止等を図る方法として、挙げられています。フランスやイタリアでは、法律によって、就業時間外の業務連絡の受領を完全に拒否する権利が労働者に認められています。いわゆる『つながらない権利』が保障されているのです。日本には、『つながらない権利』を保障する法律はありませんが、一部の企業では、就業時間外の業務に関する連絡を就業規則で禁止するなど、自主的な対応がとられています。

休日に上司から仕事のLINEが…社労士が教える賢い対処法

テレワークなどの在宅での仕事もコロナの影響で急速に広がりました。

やはりこれらの法整備も早く進めてもらいたいと思いました。

まとめ

少しでも良いサービスを提供するためみんなで情報共有することは大切ですし、職場に行ってから情報収集しなくてもいいので早くわかることができる反面、常に仕事のことを考えなければいけないので負担が大きいのです。

営業の皆さまだと更にお客様からの連絡もあると思うので、休まらないこともありますよね。

便利な時代の問題です。

スルーできる場合とそうでない場合があります。

そうした少しの問題が積み重なっていくとジワジワとストレスもたまります。

頻度の問題もあります。

そういった精神的な問題も大きいですが、やはり情報漏洩が一番怖いです。

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この記事を書いた人

訪問ありがとうございます!
当ブログの管理人のジャムです。
50代看護師です。R3に20年ぶりに看護師へ復職しました。
潜在看護師のみなさんが復職するにあたり私の経験が復職へのお役に立てればと思い、このブログをはじめました。

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