「あのデイサービスには、なぜ人が集まるのか」お年寄りにも求職者にも選ばれる地域NO1はここまでやってる!を読んで。

今日、職場に本がありました。「あのデイサービスには、なぜ人が集まるのか」気になるタイトルです。

15法人に学ぶ「超」人気施設のつくり方。そして、その本に付箋が貼ってありました。

なんだろう?開いてみてみると「おお〜。うちの会社が載っている!」

すごい!休み時間にそこの部分だけ読んでみました。やっぱり嬉しい!選ばれし15法人の中に入っているなんて。

自社自慢ですみません。

20年ぶりに復職した職場がここで良かった!と改めて思い。テンションも上がりました〜。

そして、もっと仕事がんばろう!とモチベーションもあがりました!

早速自分でも購入して、他の施設もどんな風に工夫されているのか、学んでみようと思いました。それは、それは目から鱗のアイディア満載です。

「デイサービスは、これからの在宅ケアの中核的存在だ!」その理由は3つ。

目次

1.デイサービスが持つ機能

デイサービスの基本機能

  • 健康管理
  • 身体機能向上
  • 心理的ケア
  • 認知機能向上
  • 食事介助(食事制限の管理)
  • 入浴援助
  • 排泄援助
  • 口腔機能向上
  • 口腔ケア(歯磨き)
  • 栄養状態向上
  • 水分管理
  • 服薬管理
  • 整容(髪・髭・身だしなみ)
  • 医療的処置(制限あり)
  • QOL向上(散歩・趣味活動)
  • 医療機関・ケアマネージャーとの連携
  • とじこもり解消
  • 孤独感解消
  • レスパイト(家族の介護負担軽減と介護離職防止)

高齢者が在宅で生活をしていく上で、デイサービスの役割はかなり広範囲のサポートをしていること、家族の介護負担の軽減と介護離職を防いでいることなど、改めて、役割の大きさに驚きました。

介護保険内・外のサービス

  • 美容
  • リフレクソロジー(足をマッサージすることでからだの各部位に刺激を与え、全身をリラックスさせる疲労の改善などをはかる代替療法)
  • 就労支援
  • 経済的支援(工賃程度の収入)
  • 学習支援
  • スマホ(SNS)レクチャー
  • 自宅でのWi-Fi環境の整備
  • 靴・装具の販売
  • 食品配送
  • 洗濯代行
  • 銀行・郵便局・役所手続きサポート
  • 有償ショートステイ(お泊り)
  • 社会参加支援
  • 友人づくり
  • 家族との交流支援
  • 旅行支援
  • お墓参り支援

たった1回の旅行がお年寄りにもたらす効果は絶大です。QOL(生活の質)が向上するだけではなく、歩行・移動・外出に対する意欲をかきたてていく。機能訓練の動機付けにもなると書かれています。そうです。本当にそう思います。こうなりたい、こうしたいとの、自分の未来像を想像した時に今、自分がやっているリハビリがどんな目的で行われているのかがわかり、積極的に運動することに繋がっていくのだと思います。上記の内容を見て、こんなことまでやっているのか〜と思い。そこで仕事をすることにもワクワク感があると思いました。アイディア次第でデイサービスの質も向上、介護保険卒業者を出す!って一番良い結果だと思いました。

2.集団介護はリーズナブル

同じADL(日常生活動作)の方に対して、同程度(と言うと語弊があるかもしれませんが)のケア、機能訓練、サポートを提供するとしたら「個別(1対1)」と「集団(1対多)」のいずれが効率的でリーズナブルでしょうか?そして、加えて言うならば「集団(1対多)」以上に低コストな方法があります。それが「遠隔」のように”大人数”に対応する方法です。

遠隔・・・オンライン体操、オンライン見守りシステムなど。

それらの理由からデイサービスは必要なサービスをリーズナブルに提供できる最適な場所だと思いました。

3.デイサービスが介護職員の不足解消においても救世主になりうる

年度介護職員の必要数令和元年度(2019)とのギャップ
令和5年
(2023)
約233万人約22万人
令和7年
(2025)
約243万人約32万人
令和22年
(2040)
約280万人約69万人
第8期介護保険事業計画に基づく介護職員のひち要数について(厚生労働省 令和3年<2021>7月9日発表)

表を見ると介護職の不足が著しいです。これは現状のまま維持された場合の想定とのことなので、入所が増えて、個別が増えれば、さらに必要数は多くなるかもしれません。逆に「1対多」が増えれば必要数は減少する可能性もあります。こう考えるとデイサービスの大切さがヒシヒシと感じられるのではないでしょうか?

では、15のデイサービスの施設では、コロナ禍においても効果同率で、タイトル通り、”人が集まる”大人気の施設の共通点はなんなのか?それは以下の通りです。

  • 稼働率が高い
  • 求職者が多い
  • 機能訓練の成果が高い
  • 機能訓練に加えてプラスアルファのサービスを提供している
  • 適切なスタッフ数で運営している

この本には「ADLの改善」を超えて、利用者に「役割」をつくり、さらに利用者の「社会参加」までを本気でサポートする施設がほとんどでした。勝ち残っていく施設はこんな施設と筆者は確信されています。

目次

序章 進化し続けるデイサービスセンター/

第1章 2022年デイサービス5選受賞企業(驚きがある日常を全世代に提供するー共生型通所介護施設無添加お弁当二重まる/みんなでつくる、みんなの家ーみんなの家タブノキ/「プロフェッショナル」と「テクノロジー」で地域包括ケアシステムを完成させるーベストリハ板橋大山 ほか)

第2章 リハビリに特化した「すごい!」施設(遊び心と圧倒的な運動量で介護保険卒業者を出すーカラダラボ函館中道/○○×介護=無限大ー介護予防センター歩くつるかめ/真の“社会参加”に挑戦するーデイサービス藤の台 ほか)/

第3章 ユニークな取り組みを行っている「すごい!」施設(カフェ、GYM、スナック…“在りし日の自分”を取り戻すーサニー!!デイサービスMeihansou/日本一心のこもった誕生会で“国民”の自立した暮らしを支援するーときの森王国/自宅での暮らしの継続ーデイサービスくぬぎ苑 ほか)

筆者紹介

糠谷和弘(ヌカヤカズヒロ)
株式会社スターコンサルティンググループ代表取締役。一般社団法人日本デイサービス協会理事。経営コンサルタント。介護保険施行当初から活躍する介護経営コンサルタントの草分け的存在。実績は500社を超え“日本一”と呼ばれる事例を多数つくってきた。

この本に出ている15の施設名を紹介します。施設名、URLは書籍に掲載されているものよりご紹介しています。ホームページやブログも個性的で楽しい、有益な情報が多いです。また、興味のある方は求人情報も載っている施設もありますので参考にされてみてはいかがでしょうか?

最後になりますが、やはり、20年のブランクはありましたが勇気を持って職場復帰して良かったと思っています。

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この記事を書いた人

訪問ありがとうございます!
当ブログの管理人のジャムです。
50代看護師です。R3に20年ぶりに看護師へ復職しました。
潜在看護師のみなさんが復職するにあたり私の経験が復職へのお役に立てればと思い、このブログをはじめました。

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