潜在看護師から復職しようと思ってるけど、どんな仕事がいいの?
そんな方のために、潜在看護師20年でも復職できた私が、働きやすい仕事を紹介します。
今回ご紹介する職場は、自宅(施設)の環境下で「その人らしく生活する(生きる)」こと、生活リズムや嗜好、人間関係を考えた上で利用者に合った看護を提供でき、やりがいのある職場です。それは、訪問看護です。
2025問題を抱える中、ますます在宅での介護が増えてきます。
ここで訪問看護の重要性が大きくなっています。
そんな患者さんが元気になっていく姿を見たとき、悩みに耳をかて向ける時、看護師としてのやりがいを最も感じる瞬間ではないでしょうか。
それでは看護師としてどんな風に仕事をするのかご紹介します。
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求人情報でチェックするべきポイント
*オンコール体制 :「オンコールの担当頻度」・「電話が鳴る頻度」・「実際に訪問する頻度」
・常勤として働く場合はほぼオンコールがあると思っていいでしょう。
・スタッフの人数が少ないとオンコールは増えます。
・夜間にオンコールで実際に訪問した場合でも翌日は通常勤務が多いです。
*移動手段:自動車・自転車・電車・徒歩。また、直行直帰があるのか、自動車の場合は自家用車を使用するのかどうか。
↑こんな意見も無視できませんね。
*事業所の規模
・小規模はコミニュケーションが取りやすい。
・大規模は1人の看護師の負担が軽減され、休みの調整など融通が効きやすい。
・大規模は経営が安定しており、教育体制や研修制度が確立されている事業所も多いことが特徴です。
潜在看護師にとっては、教育制度がしっかり整った職場を選ぶことがとても重要になります。
*運営母体
・医療法人は医師との連携が取りやすい・経営が安定位している。
・民間は訪問件数などによってインセンティブがつくケースもあり、実績が給与に反映されやすい・管理職やマネジメントの経験を積むチャンスが多いこともある。
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訪問看護で働く看護師の仕事内容
- 健康状態の観察・助言
- 家族の支援・相談
- 日常生活の看護
- 褥瘡(じょくそう)の予防・処置
- 排泄介助(浣腸・摘便など)
- 入浴介助
- 認知症と精神疾患のケア
- 医療処置
- 医療機器の管理・指導
- リハビリ
- ターミナルケア
- 服薬管理
- 報告書の作成
訪問看護で働く看護師メリット
- 一人ひとりとじっくり向き合うことができる
- 働く時間の融通が効く(パート・午前中のみ・午後のみなど)
- 夜勤がないのに高収入を目指すことができる場合がある。
- 直行直帰OKなど柔軟な働き方ができる点も魅力
- ワークライフバランスがとりやすい
- 在宅医療のスキルが習得できる
訪問看護で働く看護師のデメリット
- 一人での訪問のため責任が重いと感じやすい
- 夏場や冬場、悪天候時は大変なときも
- 夜勤がない代わりにオンコールがある場合もある(常勤・パートにもよる)
訪問看護で働くことが向いている人
- 責任感があり、主体的に行動できる人
- 臨機応変な対応ができる人
- コミュニケーションが得意な人
- 体力と精神力に自信がある人
訪問看護で働くことが向いていない人
- 高度な医療処置に携わりたい人
- 指示に従って動く方が好きな人
- 一人で医療処置を行うことが苦手な人
- 収入が第一の人
- コミュニケーションが苦手な人
- 家に訪問することが苦手な人
- 綺麗な環境ばかりでは無いことを理解できない人
訪問看護で必要なスキル
- 利用者の状態に合わせた健康観察
- コミュニケーション
- 簡潔明瞭な記録
- 医療保険制度」と「介護保険制度」の知識
まとめ
訪問看護師について理解を深めておくと、いざ転職を決意した際に選択肢が広がります。
在宅医療のニーズの高まりと団塊の世代が75歳を迎える2025年を迎えるにあたり、この先「訪問看護師」として活躍できる場が増えていくことが予想されていますし、必要になります。
実際に、訪問看護ステーションの事業所数は、10年前に比べて2倍以上にまで増えており、今後もこの傾向は続いていくことでしょう。ただ、うまく営業できずに廃業する訪問看護ステーションもあるので気をつけましょう。
細かい情報を知るためには求人サイトをおすすめします。
在宅医療はその人が、その人らしく生きていくために需要がますます高くなります。利用者のみならず家族のケアも重要になります。一人の人としっかり関わりながら看護の本来あるべき姿で接していくことができるのが、とても良いと思います。
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