復職するにあたり具体的な職場を探すとなると、どうしたらいいかなぁ・・・と不安や迷いが出ませんか?そんな時は「単発バイト」や「派遣の仕事」で体験してみましょう。
実際に働いてみることで、この仕事が向いているのか?体力的にはどうか?さまざまな疑問や不安を軽くすることができます。
医療機関の職員・社員になるのではなく、好きな医療機関に期間限定で派遣される働き方。
業務範囲も勤務時間も決まっているから、自分の希望やペースを崩さず、気兼ねなくナースライフを送ることができます。
看護師の単発バイト・派遣の仕事はいろいろあります。その中で自分のやりたい仕事が見つかるかもしれません。
単発バイトと派遣の仕事では「誰と雇用契約を結ぶか」で違いが出ます。
単発バイト、単発派遣の違いについて法律を含めて以下に説明していきます。
単発バイト(直接勤務先と雇用契約を結ぶ)
どんな働き方をするの?
働きたい日に仕事の予約をとり、その日だけ勤務する働き方
- たくさん仕事の予約をとって勤務することもできる
- 自分の都合の良い日に月数回だけ予約を入れて勤務することもできます。
- 予約を取らずに、まったく勤務が発生しない月があっても良い。
仕事の内容は?
デイサービス、有料老人ホーム、訪問入浴、クリニック、病院、夜勤、イベント(ライブ会場の救護や修学旅行の付き添いなど)、健診、人工透析、訪問看護
病棟、クリニック、夜勤などの医療度の高い仕事に入る場合、それなりの経験、知識、スキルが求められます。
お給料
基本的には同等の給与が支払われることが多く、地域差もありますが時給1,800〜2,000円、日給10,000円前後、夜勤30,000〜35,000円くらい。正看護師と准看護師での待遇差が少ない点も魅力的です。
単発バイトのメリット
- いろんな職場や仕事を経験できる
- 自分に合うかどうかを確認できる
- 「今すぐ働きたい」とのニーズに応えられる(最短で翌日から勤務などもある)
- 難しい仕事は少ないため経験の浅い看護師、潜在看護師でも大丈夫
- 常勤の合間にWワークをしたい
- 月数回だけ働きたい
- 曜日の固定しないで働きたい
- 超短期だけ働きたい
- 育児の合間・介護の合間に働きたい
- 時短勤務をしたい
- ご主人の転勤に合わせて働きたい
- 子供の長期休みは仕事をしない
など、働き方の自由度がとても高く、看護師からのニーズ・人気が非常に高いことが多い。
単発バイトのデメリット
- スキルアップは期待できない
- 専門性の高い仕事の単発依頼はほとんどない
- 直前で仕事のキャンセルができない
- 希望に勤務先、希望の日時で必ず働けるとは限らない
- 車通勤はできない
派遣の仕事
どんな働き方をするの?
①登録型派遣
登録型派遣は、働きたい人が派遣会社に登録することから始まります。 派遣会社から仕事を案内されて雇用契約を結び、派遣期間が満了したら、雇用契約は終了となります。最短1日から2〜3ヶ月程度更新は無しです。(単発派遣・短期派遣と呼ばれたりしています)
②常用型派遣
常用型派遣は、派遣会社の社員として常時雇用している社員を企業に派遣する仕組みです。派遣先での就業期間が終了しても、派遣会社との雇用関係は継続されたまま、新たな職場に派遣されます。もし新たな派遣先が見つからない場合でも、次の派遣先が見つかるまで給与が支払われるのが特徴です。3ヶ月以上〜最大3年。
③紹介型派遣
紹介予定派遣は、派遣先の企業で半年以内に契約社員や正社員などの直接雇用に切り替えることを前提とした派遣の雇用形態です。1日〜最大6ヶ月。その後、直接雇用化が前提。
お給料
派遣看護師の時給は高く、2000円前後の時給で働けるケースが多い。紹介型派遣の場合は直接雇用後の給料を考慮し決定する。
仕事の内容は?
①登録型派遣
巡回健診、健康診断などの検診業務、献血センター、臨時で看護師が必要になった職場(急な欠勤の補助など)、介護施設など
②常用型派遣
介護施設、保育園、一般企業、健診センターなど
③紹介型派遣
介護施設(特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、デイサービス、有料老人ホーム)訪問看護ステーションなどが多い
派遣のメリット
①登録型派遣
- 単発バイトより高時給
- ダブルワーク向き
- 派遣会社によってはお給料をすぐに受け取れる
- 扶養の範囲内で働きたい人向き
- 時間的制限がある人
- 人間関係に縛られない
- いろんな看護の現場を知ることができる
②常用型派遣
- 派遣先の変更をせずに安定して働ける
- より深く現場に関わることができる
- 登録型より責任ある仕事を任せてもらえる
- 派遣先が合わなければ切り替えもできる
- ブランク明けで正社員の不安のある人
- 時間的制限がある人
③紹介型派遣
- 試しに派遣で働いてみてからその職場で正社員として働くかを決める
- 仕事のスキルや社風に合うかどうかなど確認できる
- 人間関係の確認ができる
派遣のデメリット
①登録型派遣
- 安定した職場ではない
- 求人が少ない
- 社会保険に加入しずらい
- 交通費の支給がない
- ダブルワーク禁止の職場
- 60歳未満で世帯年収が500万円未満だが週20時間以上働けない人
- キャリアが積めない
- 有給休暇がつかないこともある
②常用型派遣
- もし居心地が良い派遣先で働けたとしても、同じ現場で長く働き続けることができない
- 同じ派遣先で働き続けたい場合は派遣先の職場で直接雇用してもらう必要があるので、そこは自分自身で交渉するしかない
③紹介型派遣
- 派遣先の意向で直接雇用されないこともある
- 有給休暇が正職員後6ヶ月経つまで付与されない
- 常勤看護師の求人倍率に比べると派遣看護師は倍率が高くなる傾向にある
「看護師派遣は違法」は間違い。
まず、単発バイトは法律違反になりません。なぜかというと看護師が直接契約を結び仕事をしているからです。
そもそも、派遣法による単発・日雇い派遣の禁止は、派遣で働く人が収入不安定な日雇い労働者にならないように配慮したものです。では派遣の仕事はどうなるでしょうか?
これは雇用先が派遣会社になるので一定条件をクリアしていれば大丈夫です。
派遣が変わる!派遣労働者の保護と雇用安定を図る為に改善されました。
厚生労働省 労働者派遣法が改正されました
看護師派遣派遣で単発案件が多く存在するのはなぜか?
看護師は派遣で働く場合以下のように派遣会社と雇用契約が結ばれています。
31日以上であり、かつ週20時間以上の労働があらかじめ見込まれている場合(あくまで見込んだ契約なので万が一31日に満たないうちに辞める・仕事がキャンセルになるなどの事態が起きても派遣法に抵触することはありません。)
次にあげる場合は週20時間以内の派遣勤務も許可されています。
- 60歳以上
- 雇用保険の適用を受けない学生(定時制・通信制は除く)
- 本業の収入が年間500万円以上
- 世帯収入が年間500万円以上
まとめ
単発バイト・派遣の仕事はすぐに働く場所をここにする!と決められない場合でも、さまざまな経験をしながら将来どのように働いたら良いのかを決めていく手段には良いものだと思います。
ただ、いますぐに正社員になりたい、この職種がいいと、決まっている場合はその限りではありません。
働き方も多岐にわたっていますので、みなさんの働きやすい方法を考える一案としてはいかがでしょうか?
最後に派遣の看護師求人が見つかるおすすめ求人サイトも紹介します。
看護のお仕事
他の求人サイトと比べても単発アルバイト等の求人が多いと感じました。潜在看護師からの復職なので続けていけるかも不安要因です。なので、まずは期間限定や単発バイトから。と考えている方にはぴったりなサイトかと思います。
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